帯状疱疹ワクチン シングリックスの有用性を考える
◆研究会チラシは こちら
講 師: 横浜市・まりこの皮フ科 院長 本田 まりこ 先生
総合司会: 阿見町・なるしま内科医院 理事長 成島 勝彦 先生
開催形式: オンライン研究会(ZoomウェビナーでのWEB配信)
※ Zoomアプリをインストールしていない方は、事前にインストールするようお願いします。→【 Zoom ダウンロードセンター 】
※ Zoomの操作方法については、各自事前にインターネットなどでご確認ください。
参 加 費: 無料
参加方法: 事前登録制 ※事前登録は 【 こちら 】
単 位:日本医師会生涯教育講座認定単位取得予定(1 単位:CC8 感染対策)
講演スケジュール
● 19:00 ~ 20:00 特別講演「帯状疱疹ワクチン・シングリックスの有用性を考える」
● 20:00 ~ 20:20 Q&Aコーナー
【本田先生からのメッセージ】
水痘は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の初感染で生じ、初感染後のVZV は、感覚神経節に潜伏感染し、宿主は長期間、無症状に過ごす。しかし、宿主の加齢、免疫低下に伴い、潜伏感染していたVZV が再活性化し、神経の支配領域に限局して疾患を起こしたものが帯状疱疹である。
帯状疱疹は、年々増加傾向に有り、20歳代と50歳代をピークにもつニ峰性の分布が見られたが、水痘ワクチンの定期接種が開始されてより急激に水痘患児の減少がみられた。その結果ブースター効果がえられず、高齢者だけでなく子育て時期の30歳代の帯状疱疹が特に多くなっている。
帯状疱疹を予防するには、VZV に対する特異的細胞性免疫をあげる水痘ワクチンとVZV 成分ワクチン(シングリックス○R )があり、50歳以上の高齢者に承認されている。乳癌や子宮頸がんは若い女性に多く、帯状疱疹の合併も多い。今回、帯状疱疹ワクチンについて述べるとともにその問題点についても述べたい。