3/29 国際婦人年連絡会主催「地域の主権を大切に、ミュニシパリズムの広がり」が開催されます

【セミナー内容】
 2022年は、3年に亘って蔓延するコロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻などにより、国家の意味や為政者の姿勢について深く考えさせられる年でした。政治や政策は誰のためにあるのでしょうか。
 講師の岸本聡子さんは、ミュニシパリズム(地域主義、自治体主義)と再公営化を掲げ、「草の根から世界は変わる」を信条に、杉並区長に立候補、区長になられたチャレンジャーです。国際青年環境NGOや国際政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所(TNI)」の研究員として、世界の自治体や教育機関、市民団体とともに活動を展開。世界各地の公共サービスの民営化の実態と、公共サービスを住民の手に取り戻す「再公営化」の事例を調査するなどの実績を積まれてきました。人の命や生活が置き去りにされている現状に対して、「住民が真ん中、豊かな環境、多様性あふれる新時代へ」をスローガンに掲げています。
 政策研究を通して住民が主体となってつくる自治のあり方を、世界各地で自治体や市民とともに実現してこられたご経験を語って頂き、岸本さんの行動の重要な背景となっているミュニシパリズムの意味を考えます。

【講師:岸本 聡子さん(杉並区長)プロフィール】
1974年生まれ。東京都大田区出身。高校時代「国連地球サミット」で、環境問題への関心を強く持つ。
1993年、日本大学文理学部社会学科に入学。環境社会学を専攻。卒業後、国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」に参加。気候変動枠組み条約(COP3)に向けて、若者の全国的な温暖化防止キャンペーンを行う。2001年、オランダ・アムステルダムに移住。
2003年、国際政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所(TNI)」に就職。世界の自治体や教育機関、市民団体とともに活動。世界各地の公共サービスの民営化の実態と、公共サービスを住民の手に取り戻す「再公営化」の事例を調査。
海外で言葉や文化の違いを感じながらの子育てを経験し、多様性と包摂性のある社会の重要性を実感する。2022年帰国。「住民思いの杉並区長をつくる会」からの出馬要請を受け立候補を決意。2022年6月初当選、杉並区で初の女性区長に就任。

● 日時:3月29日(水)19時 ~ 21時
● 会場:Zoomによるオンライン開催(参加費無料、定員80名)
●お申込み方法:<申込フォーム>から事前申込み

※セミナーチラシは【 こちら