保険収載されているメタルフリーによる補綴治療

日時:
2019年7月7日 2:00 PM ~ 4:00 PM
2019-07-07T14:00:00+09:00
2019-07-07T16:00:00+09:00
場所:
つくば国際会議場405 会議室
日本、〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目20−3
参加費:
無料
お問い合わせ:
一般社団法人 茨城県保険医協会
029-823-7930(当日:070-4345-2344)

◆申込書は こちら ※TEL、メールでも受け付けています


演  者 日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第2講座 教授 五味 治徳 先生

<< 五味治徳先生からのメッセージ >>

歯質欠損に対する歯冠補綴装置は、金属・コンポジットレジン・セラミックスなどの材料から単体あるいは複合体として製作されています。金属材料は安定した物性から、従来から補綴臨床に頻用されていますが、審美性の観点や金属アレルギーの惹起などの不安もあります。また、価格変動の影響も受けやすいことなどの理由で、金属の代替として審美歯冠材料であるセラミックスやコンポジットレジンの応用頻度が増えてきています。中でもコンポジットレジンは、その操作性の簡便さに加え、機械的性質の改善や接着技術の進歩により多岐に臨床応用されています。既にCAD/CAM冠では、2014年4月に小臼歯、17年12月には条件は限られますが下顎第一大臼歯にも保険収載され、適用範囲が広がってきています。一方、ブリッジにおいても12年から先進医療(技術名:金属代替材料としてグラスファイバーで補強された高強度のコンポジットレジンを用いた三ユニットブリッジ治療)が日本歯科大学をはじめとした6大学で行われてきましたが、18年4月より第二小臼歯欠損症例に対する第一小臼歯および第一大臼歯を支台歯とした症例で、高強度硬質レジンブリッジの名称で、メタルフリーのブリッジで初めて保険収載されました。

CAD/CAM冠は、デジタル技術による製作であるため、支台歯形成では機械加工を可能にするための注意点があります。一方、高強度硬質レジンブリッジは従前の歯科技工士の手によるアナログ製作です。どちらの治療も成功させるポイントは、適応症の判断から適切な支台歯形成、技工操作、咬合調整・研磨、装着などの基本技術が集約されて初めて材料の特性が生かされます。

そこで本講演では、これら保険収載されているメタルフリーによる補綴治療の臨床のポイントについてお話ししたいと思います。


■ 定 員 : 65人(先着申込順)※定員を超過したときのみ主催者よりご連絡を差し上げます。
■ 参加費 : 無料
■ 共 催 : 一般社団法人茨城県保険医協会、公益社団法人茨城県歯科技工士会
■ 駐車場 : 有料(駐車料金は各自ご負担願います。)
■ その他 : TXつくば駅より徒歩10分または、つくバス「センター循環」で「国際会議場」下車。車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください。