医科歯科合同学術講演会 「歯周病による全身疾患発症の最新情報」

日時:
2020年2月9日 1:20 PM ~ 3:30 PM
2020-02-09T13:20:00+09:00
2020-02-09T15:30:00+09:00
場所:
茨城県立 健康プラザ 大会議室
日本、〒310-0852 茨城県水戸市笠原町993−2
参加費:
無料
お問い合わせ:
一般社団法人 茨城県保険医協会
029-823-7930(当日:070-4345-2344)

◆申込書は こちら ※TEL、メールでも受け付けています


【製品紹介】 13:20 ~ 13:30  Doltz 音波歯ブラシ・ジェットワッシャー パナソニック株式会社

【講  演】 13:30 ~ 15:30

「歯周病による全身疾患発症の最新情報 ~動脈硬化からアルツハイマーまで~」

講  師 日本大学歯学部 細菌学講座 特任教授 落合 邦康 先生

<< 講演概要(一部抜粋) >>

 慢性炎症性疾患・歯周病がさまざまな全身疾患の誘因となることが広く報告されてきました。今、口腔に対する注目度はう蝕時代とは比較にならない程飛躍的に増加しています。
本邦の歯科医学教育は治療技術習得を最優先とし、基礎研究に対する理解や知識が十分であったとはいえません。多くの場合、科学的裏づけないまま患者への説明がなされている傾向があります。更に、社会的に、う蝕や歯周病は直接の死亡原因にならないと考えられ口腔疾患は放置される傾向にあります。しかし、高齢者の増加は口腔に対する認識を大きく変えました。高齢者医療現場において口腔の重要性は広く認識されおり、様々な方面において医科歯科連携が進んでいます。
これからの歯科医療は、医科を中心とした、異分野の知識と協力が必要となります。医療関係者との連携に前向きに取り組む覚悟はできていますか?チェアーサイドで患者が納得するだけの十分な基礎知識はお持ちですか?
われわれは「新たな視点から口腔と全身疾患を見直し、その知識を元に、全身から口腔を考える」という「歯学的医学」という理念に基づき研究を続け、医科を中心とした異分野へ情報発信をしてまいりました。歯周病は「血液を介して口腔の情報が全身に伝わり、全身の情報が口腔に伝わる」ことが免疫学的に明確に説明できるため、医科などの異分野への情報発信源となります。日本細菌学会の祖・北里柴三郎博士は、「医学の究極の目的は予防に有り」といわれましたが、歯科医療も例外ではありません。直面している医療費問題解決に寄与し歯科界のより一層の発展のためには、「国民の健康長寿における口腔の重要性と歯科医療に対する意識向上のための努力・啓蒙活動」が必要です。全ての歯科医療従事者はこれらの点を認識し、口腔の知識のみならず、口腔を取り巻く環境、つまり全身の生理機能や加齢変化、そして、免疫などさまざまな関連領域における専門性の高い知識を持つことが重要といえます。最新の情報を詳細に、かつ平易に解説いたします。


■ 定 員 : 120名(先着申込順)
■ 参加費 : 無料
■ 共 催 : 一般社団法人 茨城県保険医協会、パナソニック株式会社
※ 患者様向け冊子「歯周病は万病のもと ~お口と全身のアレコレ~」を進呈いたします。